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14回目の春を迎えて
この春で介護の仕事を始めて14年目
奉優デイの責任者として始めて迎える春




思い起こせば17歳の秋…
高校卒業を翌年の春に控え進路に迷っている自分

当時勉強嫌いだった私は大学に行く意味を見出せず就職を考えていた


そんな考えの中進路相談室に行ったあの日
そこで見つけた”福祉のお仕事”という小冊子


「コレだ!!!!!」

そう思った













そう思わせたのは母方の祖母




お見合いで結婚した祖母と祖父


祖父はとある田舎の地主の長男で、いわゆる"ボンボン"

「この人と結婚したら将来安泰だろう」
という思いで祖母の両親は結婚させたそうで…



コレがとんだ見込み違い


浪費家 ワガママ 家庭内暴力 ギャンブル好き 酒乱




想像しただけでも祖母の苦労は半端ない




そんな祖父も私にとっては大好きなおじいちゃん
それ以上に大好きなおばあちゃん

子ども心に薄々「田舎のおばあちゃん家は貧乏である」という事に感づいていた気がする



お年玉といえば、ポチ袋にありったけの小銭
お土産といえば、営んでいた漬物屋の商品
あそびといえば、お手玉やゴム段



ただ、妹が生まれる時に入院する母の代わりに2週間つきっきりで私の面倒を見てくれて
当時2歳で歌の大好きな私に、決して余裕のないお金で近所の本屋で童謡の本を買ってくれたらしい

私はその本をえらく気に入り字もまだ読めないのに3日で1冊覚えたそう

それは祖母が常に一緒にいて歌ってくれていたからだと思う





本当に本当に可愛がってくれた








祖父は私が小5の時に肝臓を壊して62歳の若さで他界した
正直、親戚中の誰もが「コレでやっとハルコ(祖母)は楽できる」
そう思った


そんな矢先





祖母に異変が現れた




パート先の蕎麦屋でオーダーミスを繰り返す

現金がなくなるまで買い物をする

家に帰れなくなる

怒りっぽくなる

など…



大学病院を受診した結果下された診断名は


「ピック病」



今でいう「前頭側頭型認知症」
その名の通り、前頭葉と側頭葉が萎縮していくもの



叔母の懸命な介護も虚しく症状はみるみるうちに進行





冷蔵庫のものを食べつくし

昼夜問わず家から出て行き警察に保護され

ガスコンロでかつおぶしを焼いてボヤを起こす

人格が崩壊し、失語も発症




在宅介護はすでに限界…
祖母は特養に入ることに

田舎と東京で離れていたので会う機会はさほどなく、久しぶりに面会に行った中2の時





記憶の中の朗らかな祖母の姿とは明らかに違う、もはや別人とも取れる祖母を見た時のショック




つなぎを着せられ

車椅子やベッドに抑制され

職員からは声も掛けられずに放置されている




「異様過ぎる」
中2の私はそう思った






母が「ホラ、東京の孫だよ」と言っても


笑いながら涙を流しているだけ




何と声をかけたらいいのか分からなかった私は、祖母が差し出す手を握っている事しかできない



笑って泣いている=認識はしているが表現できない自分・こんな姿になってしまった自分が悲しいから、と知ったのは後になってから






このときに初めて「高齢者の介護」というものに興味を持った気がする





大好きだった祖母はその後1年しないうちに68歳で他界した







そんな思い出も記憶の片隅にいってしまった17歳のあの日

進路相談室で思い出したのは祖母の事





あの時、私がもっと大人だったら

あの時、私に介護ができていたら

あの時…あの時…




祖母が亡くなるという事実は変えれなくても、もっと満足のいく終わり方を迎えてあげられる事ができたのかな



そう思った私には答えはひとつしかなかった









今の私があるのは、祖母のお陰


あの時祖母が認知症になっていなかったら、私は介護の仕事はしていない
きっと興味すら持たなかった



だから私は、一生この仕事を続けていく覚悟で福祉業界に入った
祖母に何も出来なかった分を今関わっているご利用者、ご家族に…

まだまだ勉強もしなくちゃいけないし、努力も足りない部分もあると思う


「もう十分だよ」
と言ってもらえたら嬉しいけど、一番そういってほしい祖母はもういない
答えは一生出ない



だからこそ一生この仕事をしていくべきだと思っている
いつか祖母に再会できるその日に胸を張って「最高に楽しい仕事して生きてたんだよ!」と言えるように…










きっと祖母はあの世で楽しくのんびり暮らしている

2年前に他界した私の母とともに
親子水入らずで

笑いながら私の姿を見守ってくれていたらいい




おばあちゃん、ありがとう
私は毎日元気に生きてるよ












所長T





デイホーム高円寺北ふれあいの家
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2012/04/14(Sat) | 所長Tのにじ日記 | トラックバック:(0) | コメント:(0) | page top↑
愛称
【愛称】:親しみをこめてよぶ呼び名。ニックネーム(Yahoo!辞書)





この度、認知デイの愛称を決定しました~(*^_^*)







"認知デイ"という響きはご本人やご家族にとってどうなのか・・・



いつまでもご利用者に愛されるデイサービスにしたいという思いもあり、職員で考え抜きました!


特に職員KKは三日三晩寝ないで考えたとか??



うそです。


いや、ほんとです。


やっぱうそです。←どっちだ笑


寝ないではおおげさですが、それくらいの気持ちを持って愛称を考えたのはホントです。







先日のミーティングで決定したその名は!!!!!!!











『にじ』









なぜ、『にじ』なのかと申しますと。




虹っていろんな色が織り交ざってできていますよね。



認知症の方も色々な方がいます。


私達はその方のその「色々」を個性・カラーだと捉え、そんな方達が皆で交流する事で
虹色の【高円寺北ふれあいの家 認知デイ】が出来ていると思っています。






また、高円寺の認知デイは定員が7名。


虹は7色!!




も~、バッチリじゃないですか♪








いつまでも、自分のカラーを大切に、その方らしく過ごして頂ける認知デイを目指して…






高円寺北ふれあいの家認知デイ、『にじ』をこれからもよろしくお願い致します!





以上、所長Tでした。
日記のカテゴリ名も「所長Tのにじ日記」に変更いたしましたのでよろしくお願い致します(*^^)v




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2012/04/04(Wed) | 所長Tのにじ日記 | トラックバック:(0) | コメント:(0) | page top↑
あの人は今。



なみ~の~背の背に~ 






揺られ~て揺~れ~て~






つ~き~の~しお~じの か~え~り~ぶ~ね~

















そう。

















気付くと










いつもあの人は










この歌を口ずさんでいた。











昔、詩吟をやっていたとのことで













歌がとても上手な女性ご利用者だった。












時に、口調を荒げて










「馬鹿やろー」









と、あの人に言われ。















時に、あの人に
パーでビンタされ。












でも、その気持ちが
とても分かる。















男性に
排泄介助をされたら











それは
あまりいい気分ではないはず。











時に、あの人は
満面の笑みで
微笑みかけてくれた。















しかし、
あの人は
今は高円寺北ふれあいの家には
もういない。















グループホームへの入所。














あの人が
高円寺北ふれあいの家
最後のご利用日。














帰る前に
口ずさんでいたのは
いつもの歌ではなかった。















さよ~な~ら~、さよな~ら~














元気でい~て~ね~















とても優しい笑顔で
高円寺北ふれあいの家を
卒業していった。















それから数日後。












旦那さんが
グループホームでの様子を撮った
写真を持ってきてくれた。















そこには
マイクを持って歌うあの人が
映っていた。















満面の笑みで。















それが
とても嬉しく、
とても懐かしかった。















今でも 旦那さんは
ゆうゆう館高円寺北館に
遊びに来てくださるので
お話を聞くことができている。
















認知症を抱えるあの人。















あの人からは、





沢山の事を教わった気がする。















認知症である前に、人間である。


















今日も、笑顔で過ごしているのだろうか。
















あの人は今、何をしているのだろう。









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        デイホーム高円寺北ふれあいの家
                川久保 圭祐






2012/03/17(Sat) | 職員K.Kの新人日記 | トラックバック:(0) | コメント:(1) | page top↑
休日のおやつといえば
皆さんは子供の頃、休日のおやつといえば何でしたか?






私の実家では、かなりの高確率でホットケーキでした!




私と妹とでフライ返しの取り合いをしていたのを覚えています。




上手にひっくり返せた時の達成感がたまりませんでした・・・













(かなりの余談ですが、ホットプレートのコントローラー部分を『トランシーバー!』といって口元にあて、
柳●慎●ばりに警察ごっこをしていました笑)











さてさて



今日は午後のプログラムとして「バレンタインお菓子作り」を行いました。





ホットケーキを焼き、フルーツ&ホイップクリームでデコレーション♪





「大きいの2枚ちょうだい!」



「小さいのでいいです・・・」



「(無言で)パクリッ!」





などなど・・・









性格がでるもんですね(*^_^*)









でも、皆さん共通している事がひとつ





デコレーションで使ったチョコスプレー1粒まで残さず完食!!!!



さすがです!









おやつ作りの前に来月のカレンダー用の部品をたくさん作って頂いたので









( ´ー`)。○(これでもう作業しなくて済む・・・)










と思っていたかどうかは分かりませんが




おいしいホットケーキと紅茶で「ホッ」と一息をつく皆さんなのでした。



ごちそうさまでした~☆








あ~、私もホットケ-キ食べたいなぁ・・・)^o^(

おやつ作り




以上、所長Tがお送りいたしました!

2012/02/11(Sat) | 所長Tの気まぐれninti日記 | トラックバック:(0) | コメント:(0) | page top↑
鬼も内?
皆様こんにちは



早いものでもう2月ですね





インフルエンザが猛威をふるっているとのニュースを良く目にしますが
皆様は大丈夫でしょうか



手洗い・うがいをしっかりと行い予防しましょう!








さて、明日は「節分」です






高円寺でも鬼退治を行っております




鬼役はもちろん職員!





衣装を身にまとい、お面をかぶり


時には「ガオーッ」と雄たけびをあげ


豆替わりにお手玉をボコボコとぶつけられ


汗だくで熱演しております笑





ちなみに明日も当然鬼退治!



頑張れ、男性職員!!笑














昨日のお話です




鬼退治の前に豆まきを練習しておこうという事になりました




すると





昔野球部でいらっしゃったんですか!?





という位とても上手に投げられる方が!










これでいつ鬼がきても大丈夫ですね
高円寺も安泰です~



と話していたわけです







しかし






いざ鬼がやってくると










投 げ な い・・・








職員が



「鬼にやられる~」


とか


「鬼に食べられちゃう~」


とか



言ってみても



ニコニコと他の方の豆まきっぷりを見ているのみ・・・









そして




促され促され







( ´-`)。o0(仕方ないなぁ)








というように





それはそれは優しく
鬼に向かってお手玉を投げてくださいました。






これには鬼の目にも涙・・・




すっかり優しくなって退散していきました笑









あとでお話を伺ったところ
「みんなにお手玉をぶつけられてるので可哀想だし大変だと思った」
そうで・・・









優しすぎます!






福は内




鬼も内






どちらもあるのが人生って事もあるのでしょうかね









この方を見習って私ももっと優しい気持ちを持たねば








と思った2月の始まりでした汗





あ、普段別に優しくないわけではないですよ!

















明日はまた皆さんと一緒にお手玉を鬼に投げようと思います( `▽´)/⌒。ポイッ












あれ?

やっぱり鬼は外???







以上、所長Tがお送りいたしました








2012/02/02(Thu) | 所長Tの気まぐれninti日記 | トラックバック:(0) | コメント:(0) | page top↑
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